こんにちは。総務パパです。
2026年も2月後半に入り、少しずつ暖かくなってきましたね。そろそろ春山の計画を立て始めている方もいるのではないでしょうか。
さて、世の中には登山の本がたくさんありますが、今回はイラストがわかりやすくて「読み物」としても面白い、とっておきの本をご紹介します。私の登山バイブルです。
それがこちら、イラストレーター・漫画家の鈴木みきさん著『山登り語辞典:登山にまつわる言葉をイラストと豆知識でヤッホーと読み解く』(誠文堂新光社)です。
鈴木みきさんとは
鈴木みきさんは、イラストレーターであり、登山やアウトドアにまつわるコミックエッセイを数多く手がける人気作家さんです。
鈴木みき(すずきみき)
東京生まれ。イラストレーター・漫画家。24歳のころに1年間を過ごしたカナダで山に圧倒され、以来、登山にはまる。山雑誌読者モデル、山小屋バイトを経て、イラストレーターに。コミックエッセイのデビュー作、『悩んだときは山に行け!』(平凡社) は、山ガールブームの先駆けとしてヒット。以降、登山を親しみやすいコミックで紹介する著作を次々と発表、山に登りつつ執筆活動を続けるほか、登山ツアーの企画・ガイドや講演など、 活動の幅を広げている。
(引用元:鈴木みき著『山登り語辞典』誠文堂新光社)
その豊富な実体験に基づいたリアルな「山あるある」や、初心者と同じ目線に立った分かりやすい解説が、多くの読者から共感と支持を集めています。愛らしいイラストも特徴的なのですが、文章もとても面白くてクセになります。
他にも多数の著書があり、登山のハードルをぐっーっと下げてくれる心強い存在です。
イラストが秀逸!そもそも読み物として面白い
この本の最大の魅力は、なんといっても鈴木みきさんの親しみやすいイラストです。 登山本というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、この本は全編を通してコミカルで温かみのあるイラストと、くすりと笑ってしまう説明文がふんだんに使われています。パラパラとページをめくっているだけでも飽きません。
この本は「辞典」なので、各用語の説明に、言葉の使用例や関連用語も紹介されています。気になる用語から好きに読み進められます。
子供も読みやすいと思うので、親子登山を考えている人にもおすすめです。
山全体のイラスト解説が分かりやすい!
特に私が秀逸だと感じたのは、山全体のイラストを使って「この部分は何」「この部分は何」と説明が入っているページです。
言葉だけで「尾根」や「谷」「コル」と説明されても、初心者にはなかなかピンときませんよね。でも、この本のように一枚の大きなイラストの中で視覚的に示してもらえると、直感的に理解することができます。これが本当に分かりやすいんです。子供にも理解しやすいので、登山前に一緒に読んで楽しんでいます。
独特な用語解説で初心者も安心
もちろん、その他の登山用語の解説も充実しています。 ただ辞書のように意味が羅列されているのではなく、著者独特の分かりやすくて面白い説明の仕方がされているので、スラスラと読めてしまいます。たまに「それは登山用語か?」というものまで登場するのも魅力(おやつ、えがお、など)。
りょうせん【稜線】
山頂と山頂を繋ぐ尾根。主尾根ともいうが、 こちらが一般的。山歩きのなかでも最高に気持ちのいいパートなので「――歩き」と特化して使うことがある。
シュラフ【Schlaf】
寝袋。ドイツ語で「眠る」。登山で使われるのは軽量で暖かく、コンパクトに収納できるダウンシュラフが主流。我が家でいちばん高価な布団だ。
げんきんしゅぎ【現金主義】
山ではニコニコ現金払い。クレジットカードがいくらプラチナだろうがブラックだろうが山ではただのプラスティック。だったのだが、富士山の一部の山小屋、北アルプスの穂高岳山荘では利用可能に・・・・・・便利だね。
(引用元:鈴木みき著『山登り語辞典』誠文堂新光社)
冒頭の「マンガで読む 登山の大まかな歴史」が興味深い
西洋ではスポーツやレジャーとして、日本では山岳信仰の対象として、登山が生まれたそうです。そのため、明治時代に文化や技術を伝えるために日本に来た外国人が、レジャーで登山をするのを見て、日本人にはまるで意味が分からなかったようです。
本の冒頭、この説明がマンガで描かれていますが、本当にわかりやすくて勉強になります。
まとめ:登山をしない人でも楽しめる一冊
登山に役立つ知識が満載なのはもちろんですが、読み物としての楽しさが際立っている一冊です。
これから登山を始めてみたい初心者の方はもちろん、「登山はしないけれど、ちょっと興味がある」という人でも、おそらく十分に楽しめる内容ではないでしょうか。
アウトドア好きの方、ぜひ一度手に取ってみてください。


