こんにちは!総務パパです。
40代のみなさん。普段の生活や登山中、「あれ?若い頃と違って急に登山がきついぞ…」と、体力低下や体の不調を感じることはありませんか?
実は、40代からの登山は若い頃と同じ感覚で登ると、膝痛や息切れ、深刻な疲労に直面しやすくなります。
今回は、40代の登山で直面しがちな「急にきついと感じる理由」を挙げながら、介護支援専門員、応急手当普及員でもある私が実際にやっている「リアルな対策」をテンポよくご紹介します。
40代の体と上手に付き合って、安全で楽しいアウトドアライフを続けましょう!
1. 40代の登山で体力が落ちる原因と対策(息切れ・膝痛)

若い頃はどんな急登でもへっちゃらだったのに、40代になると登りの途中で息が上がり、下りでは膝がガクガクに痛くなったりします。
40代になると体力は明らかに低下し始めます。さらに、標高が上がると酸素が薄くなり、若い頃以上に心拍数が急上昇して心臓への負担が大きくなるため、「急にきつい」と感じるのです。
実際に、加齢に伴う体力の低下は多くの研究で実証されています。例えば、心肺機能の指標である最大酸素摂取量(VO2max)は、運動習慣の有無に関わらず10年ごとに約10%低下することが示されています。
(出典:Hawkins SA, Wiswell RA. “Rate and mechanism of maximal oxygen consumption decline with aging”, 2003)
また、筋肉量についても、加齢とともに「特に下半身の筋肉を中心に」減少していくことが確認されています。
(出典:Janssen I, et al. “Skeletal muscle mass and distribution in 468 men and women aged 18-88 yr”, 2000)
【対策】日常の運動・行動食・アイテムでカバーする
体力低下と膝痛を防ぐためには、以下の3つの対策が必須です。
- 日常の「ちょこっと運動」
- 昼休みに30分だけ歩く
- エレベーターではなく、なるべく階段を使う
- こまめな「行動食」でシャリバテ防止
- 40代はエネルギーの備蓄機能も落ちています。バテる前に(シャリバテになる前に)アメやナッツ、ようかんなどの行動食でこまめにカロリーを補給しましょう。
- 下りの膝痛には「トレッキングポール」
- 減った筋肉を道具で補うのが賢い40代です。ポールを使うだけで膝への負担は劇的に減ります。
参考記事
登山の下りで膝が痛い人へ|教科書どおりじゃないトレッキングポール活用術(開聞岳体験談)
2. 登山前日の睡眠不足は致命的!40代の睡眠リズム変化と対策
「明日は休みだから少し夜更かしして、朝はゆっくり寝よう」と思っても、なぜか平日のいつもの時間にパチッと目が覚めてしまい、二度寝ができない。これ、40代あるあるですよね。
【対策】毎日同じ時間に寝て、睡眠リズムを崩さない
睡眠不足は登山の天敵です。以下の点に気をつけましょう。
- 普段から寝る時間を一定にする
- 休前日でも夜更かしをしない
- 登山前日はいつも以上に早めの就寝を徹底する
また、アルコールも睡眠の質を下げる大きな原因です。
アルコールは入眠を促す効果がある一方で、睡眠後半の睡眠を浅くし、中途覚醒を増加させるなど、全体的な睡眠の質を悪化させます。
(出典:Ebrahim IO, et al. “Alcohol and Sleep I: Effects on Normal Sleep”, 2013)
登山前日の晩酌は、できればグッとこらえましょう。
3. 疲労感が抜けない40代向け!スマートウォッチでの体調管理術
40代になると、常にどこかしら疲れている気がして「今日の体調が本当に悪いのか、それともただの加齢(いつものこと)なのか」が、自分でもよく分からなくなってきます。
【対策】ウェアラブルデバイスで数値を客観視する
私はスマートウォッチ(ウェアラブルデバイス)を活用しています。睡眠の質や現在の疲労度が数値で表示されるので、「今日は行けるぞ!」「今日は回復していないからやめておこう」と、客観的なデータに基づいた的確な判断ができます。
特に以下の数値を日頃からチェックしておくのがおすすめです。
- 睡眠スコア(前日の睡眠の質や量)
- 安静時の心拍数(疲労が溜まっていると高くなりがちです)
▼ 登山×体調管理に最適!私が実際に使っているスマートウォッチはこちら
リンク↓「体調」を数値化する「エナジースコア」が秀逸です(実際の私の画面)
4. 40代は隠れ脱水に要注意!登山の水分補給の目安とルール
少し早いかもしれませんが、介護支援専門員の資格を持つ私からお伝えしたい重要なポイントです。年齢を重ねると、人は徐々に「喉の渇き」を感じにくくなります。
渇きを感じてから飲むのでは、本当に必要な水分量が足りていないことが多いのです。
加齢に伴い、水分不足に対する口渇感(喉の渇きを感じる感覚)は低下することが実証されています。
(出典:Kenney WL, Chiu P. “Influence of age on thirst and fluid intake”, 2001)
【対策】時間や距離でルールを決め、必要量を計算する
「喉が渇いたから飲む」という感覚に頼るのは危険です。まずは、登山に必要な水分量の目安を知りましょう。
- 登山の水分量目安:体重(kg) × 行動時間(h) × 5ml
- (例:体重70kgの人が5時間歩く場合:70 × 5 × 5 = 1,750ml)
この量を持参した上で、以下のようなルールでこまめに飲みます。
- 「30分歩いたら必ず一口飲む」
- 「標高が100m上がったら必ず飲む」
5. 柔軟性低下による怪我を防ぐ!40代登山者のための入念なストレッチ
悲しいことに、40代になると筋肉を含め体のあちこちが硬くなり、柔軟性が失われていきます。
柔軟性(関節の可動域)は加齢とともに低下することが分かっています。柔軟性が低下すると、動作が制限されてケガをしやすくなったり、身体のバランスを崩して転倒しやすくなったりします。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「柔軟性」)
柔軟性が落ちると、登山中のちょっとした段差でつまずいたり、筋肉を痛めたりと、怪我のリスクが高まります。
【対策】下山後の「入念なストレッチ」をサボらない
特に登山が終わった直後のストレッチは入念に行ってください。重点的に伸ばしたいのは以下の部位です。
- ふくらはぎ
- 太もも(前・裏)
- 股関節周り
これをやるかやらないかで、翌日の疲労の残り具合が劇的に変わります。ちなみに40代で始まる老眼も、目のレンズ(水晶体)が硬くなることで起こります。あーやだやだ。
6. 40代登山の鉄則は『ペース配分と撤退判断』!コースタイムの罠

途中で少し具合が悪くなっても、「いやいや、自分はまだまだ若いから!」と思いたくて、つい無理をして登り続けてしまうことはありませんか?
【対策】コースタイムの0.8掛け思考は捨て、勇気を持って撤退する
若い頃のように、「コースタイムの0.8倍のスピードで歩ける!」といった過信は捨てましょう。
- ペース配分は余裕を持つ(コースタイムの1.2倍〜1.5倍で計算する)
- 少しでも体調に異変を感じたら、まずは立ち止まって休憩する
- それでも回復しなければ、潔く撤退して山を降りる
この冷静な決断ができるのが、本当のカッコいい大人です。私は先日、高千穂峰で睡眠不足による体調不良を感じ、途中の御鉢で引き返しました。無念でしたが、安全第一です。
7. 登山帰りの車内は要注意!40代の加齢臭問題とエチケット
意外と見落としがちなのがニオイのケアです。たっぷり汗をかいた後の帰りの車内、締め切った空間では自分の想像以上にニオイが充満しているかもしれません。車内で家族が無言になったら…そういうことです。
【対策】デオドラントグッズで家族へのエチケット
家族や子供たちに「パパ、クサイから嫌だ!」と言われないためにも、以下のケアを徹底しましょう。
- 下山後はボディシートでしっかり汗を拭き取る
- デオドラントグッズでニオイをケアする
- 可能であれば、帰る前に日帰り温泉などで汗を流す
家族円満にアウトドアを続けるための必須マナーです。ストップ、スメハラ。
▼ 下山後のスッキリ感が違う!車に常備しておきたいボディシート
リンク
まとめ:40代は衰えではなく「戦い方を変える年代」
40代になると、体力面や体調管理で若い頃にはなかった工夫が必要になります。しかし、それは決してネガティブなことではありません。
40代は衰えたのではありません。**自分の体を知り、知識と道具を使って「戦い方を変える年代」**なのです。
日々のちょっとした運動習慣や、スマートウォッチ、トレッキングポールのような便利なアイテムの活用。そして何より「無理をしない大人の判断」を身につけることで、登山はもっと安全で奥深いレジャーになります。
「無理しない人が、一番長く登山を楽しめる」
ぜひ今回の対策を参考にしていただき、これからも一緒にアウトドアライフを楽しんでいきましょう!



