元天文台職員が解説!11月は流星群の「予行練習」に最適!しし座流星群は観測条件◎

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皆さん、こんにちは。「総務パパのアウトドアノート」運営者の総務パパです。 実は私、以前は天文台で働いていたほどの天体観測大好き人間です。

さて、いきなりですが、今年の天体ショーの「主役」は12月13日~14日にピークを迎える「ふたご座流星群」です。
1年のうちで最も多くの流れ星が期待できる三大流星群の1つですが、、今年は月明かりもないので観測条件も抜群!

…ですが、「本番」の前に、流れ星観測の「予行練習」をしてみませんか?

11月には、観測しやすい流星群が2つもピークを迎えます。

特に「しし座流星群」は月明かりの影響がなく、絶好の観測チャンスです。

この記事では、元天文台職員の私が、「流れ星を見たことがない」というお子さんや大人の方にも分かりやすく、11月の流星群の楽しみ方を徹底解説します!

意外と、「流れ星を見たことがない」という大人は多いものです。ぜひお子さんと一緒に、道具いらずの天体ショーを楽しんでみてください。

そもそも「流星群」とは?

「流れ星」は宇宙の小さなチリが地球にぶつかるときに発光する現象ですが、「流星群」は少し特別です。

  1. 仕組み(チリの帯)
    • 地球の軌道上に滞留している、「ほうき星(彗星)」が宇宙にまき散らしたチリの帯に、地球が突っ込むことで発生します。
  2. ピーク(突入本番)
    • チリの帯の「真ん中(最も濃い部分)」に地球が突入するタイミングを「ピーク(極大)」と呼び、一番多く流れると期待されます。
  3. 放射点(飛び出す中心)
    • 流れ星は、空のある一点(放射点)から四方八方に飛び出すように見えます。この「放射点」がある星座の名前をとって、「〇〇座流星群」と呼ばれます。

11月に観測できる流星群

本日以降、11月はタイプの違う2つの流星群が楽しめます。

流星群と一口に言っても、「速度」や「明るさ」は様々です。地球がチリの帯に正面からぶつかるか、後ろから追いかけるかで速度が変わるのです。

11月の2つは、まさにその違いを実感するのに最適です。

1. おうし座北流星群(ピーク:11月11日~12日頃)

  • 特徴: 流れ星の速度は比較的ゆっくりです。そのぶん、燃え尽きるまでに時間がかかり、「火球(かきゅう)」と呼ばれる、ひときわ明るく派手な(時に火の玉のような)流れ星が多いのが特徴です。
  • 2025年観測条件:
    • 総務的分析: 残念ながら、ピーク時は月明かり(満月の1週間後)の影響を夜中まで受けてしまいます。(※なぜ月明かりが邪魔かというと、月が明るいと夜空全体が照らされ、せっかくの流れ星が、特に暗いものはその光にかき消されて見えなくなってしまうからです。明るい街灯の下で星が見えにくいのと同じですね)
    • オススメ: 月が沈んだ後の、12日の未明(午前2時~明け方)が狙い目です。「ゆっくりで明るい火球」を探してみましょう。

2. しし座流星群(ピーク:11月17日~18日頃)

  • 特徴: かつて(1999年や2001年)に1時間に数千個も流れる「流星雨」を降らせたことで有名な、とんでもない流星群です。今年は大発生の予想はありませんが、速度が非常に速く(高速)、明るい流れ星が魅力です。おうし座とは対照的に、シュッと一瞬で消えるように見えます。
  • 2025年観測条件:
    • 総務的分析: 観測条件は「良好」です!
    • 理由: ピークを迎える18日未明は、新月(11/20)に近いため、月明かりの邪魔が一切ありません。
    • オススメ: 放射点が空高く昇ってくる、18日の未明(午前0時~明け方)が最大のチャンスです。

流星群はピーク前後1週間は多く流れ星が流れます。
オススメとしているのは平日の深夜帯ですが、無理にこだわらず、都合の良い日時に観測してみてください。

「望遠鏡」も「双眼鏡」も不要です

「流星群観測に望遠鏡や双眼鏡は不要(というか無駄)」です。

  • 理由: 流れ星は、空のどこに出現するかわかりません。望遠鏡などの視野は非常に狭いため、偶然その方向を向いていない限り、流れ星が視界に入る確率は著しく低下します。仮に視界を横切ったとしてもわからないです。
  • 最適解: 「肉眼」で、空全体をぼんやりと見渡すのが最も効率的です。

【重要】流れ星観測のコツと、最重要の「寒さ対策」

「予行練習」とはいえ、無策では成果(流れ星)は得られません。観測のコツを伝授します。

観測のコツ(4か条)

  1. ①場所: 街明かりを避け、できるだけ暗く、空が広く見渡せる場所を選びます。(キャンプ場は最適です!)
  2. ②時間: 最低でも15分は観測を続けます。目が暗闇に慣れる(暗順応)までに時間がかかるためです。
  3. ③方向: 放射点(しし座やおひつじ座)の方向を気にする必要はありません。流れ星は放射点の直ぐ側に発生するとは限らないからです。空の広い範囲をぼんやりと眺めましょう。寝転がるのがベストです。ちなみに放射点から離れた場所を流れるほうが、軌跡が長くなり見ごたえがあります。
  4. ④スマホ禁止: 観測中に明るいスマホ画面を見ると、せっかく慣れた目がリセットされてしまいます。

最重要!「寒さ対策」のプロジェクト管理

マットと寝袋
寒さ対策として、寝転がるためのマット、寝袋はかなりおすすめ

11月の夜は、想像する以上に冷え込みます。流れ星観測は「寒さとの戦い」です。

  • 服装: 真冬のダウンジャケット、帽子、手袋、ネックウォーマーは必須です。
  • 装備:
    • 寝転がるためのマット(銀マットやコット)
    • 寝袋、または毛布(体に掛ける用と、下に敷く用)
    • 使い捨てカイロ(貼るタイプ、貼らないタイプ両方)
  • 飲食: 温かい飲み物(ココア、スープなど)を魔法瓶(水筒)に入れておくと、心が折れそうになった時に回復できます。

まとめ:11月の「予行練習」で、12月の「本番」に備えよう!

2025年の天体ショー、本番(ふたご座流星群)は12月です。

流星群ピーク(予想)月明かり(影響)備考(総務パパ分析)
(練習)おうし座北11/12未明あり(月が沈めばOK)ゆっくり&明るい火球に期待
(練習)しし座11/18未明なし(絶好!)高速&元「流星雨」のロマン枠
(本番)ふたご座12/14夜なし(絶好!)2025年最強の流星群!

11月の流星群は、まさに「最高の予行練習」です。

「夜中に外で空を見上げる」「目が暗闇に慣れる感覚」「流れ星が不意に飛んだ時の感動」、そして「寒さ対策の重要性」。

これらを家族で一度体験しておけば、12月の「ふたご座流星群」を120%楽しむことができるはずです。

ぜひ、温かい格好で、空を見上げてみてください!

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