【登山・キャンプラーメン】九州人なら「うまかっちゃん」でしょう!

子連れ登山
うまかっちゃん 登山 袋麺
登山のお供にうまかっちゃん

登山やキャンプ、大自然の中で過ごす時間は何物にも代えがたい体験です。澄み切った空気、息をのむような絶景、そして心地よい疲労感。この最高の状況で食べる「山ごはん」は、日常の食事とは比べ物にならないほどの感動を与えてくれます。中でも、汗をかいた体に染み渡るインスタントラーメンの味は、まさに至福のひとときと言えるでしょう。

何を隠そう、私自身も登山のたびにザックに忍ばせ、山頂での一杯を楽しみにしている大ファンの一人ですが、「山で食べるラーメンは?」と聞かれれば、「うまかっちゃん!」断言できるほど、その味に魅了されています。

この記事では、九州人のソウルフードとまで言われる袋麺「うまかっちゃん」が、なぜ登山やキャンプというアウトドアで輝きを放つのか。その歴史、人気、そして山で120%楽しむためのコツを、余すところなくご紹介します。

そもそも「うまかっちゃん」とは?

九州の袋麺 うまかっちゃん
九州の袋麺といえば、うまかっちゃん

「うまかっちゃん」は、ハウス食品が1979年から販売している、九州の味としておなじみのとんこつラーメンです。博多弁で「おいしい」を意味する「うまか」に、親しみを込めた接尾語「ちゃん」を組み合わせ、「うまかっちゃん」。
その魅力は、三つの要素から成り立っています。

  • 特徴的なとんこつスープ: 豚骨エキスをベースに、野菜エキスや香辛料で絶妙に風味を調えた、白濁したスープが最大の特徴です。ただ濃厚なだけでなく、後味は意外とあっさりしており、何度でも食べたくなるような、まろやかで奥深い味わいです。
  • 細くてストレートな麺: 九州ラーメンの伝統に則った、歯切れの良いカタ麺風の細いストレート麺。スープがよく絡むように設計されており、3分という短時間で茹で上がるため、アウトドアでの調理にも最適です。
  • 画期的な「調味オイル」: 発売当初、粉末スープとは別に「調味オイル」を付けるというアイデアは非常に画期的でした。このオイルが、とんこつスープに豊かな香りとコクの層を加え、一杯のラーメンとしての完成度を劇的に高めているのです。

この三位一体のバランスが、一度食べたら忘れられない、九州人にとってはどこか懐かしくて優しい「うまかっちゃん」だけの味を生み出しています。

九州で愛されすぎることになった「うまかっちゃん」の暴挙

九州のスーパー うまかっちゃん
そもそも九州のスーパーにおける「うまかっちゃん」の陳列量は、愛されすぎててちょっとおかしい


1979年に九州で発売された「うまかっちゃん」は、その驚異的な成功を受け、1983年に全国販売を開始しました 。
ところが、独特の「とんこつ臭」が、他の地域、特に東日本では広く受け入れられませんでした。

2008年。
25年間にわたる全国販売の末、ハウス食品は、「幅広い層に受け入れられるように味を薄める」でも「関東市場向けに香りを抑えた「マイルド版」を開発する」でもなく、「全国販売を終了し、販売エリアを西日本に再集中させる」という暴挙に出ます。

しかし、この戦略的撤退は、意図せずして「希少性」という強力なマーケティングツールを生み出します。
すなわち、「標準を拒絶した味覚」。
これを武器に、「うまかっちゃん」は九州市場で持続的かつ圧倒的な支配的地位を今日まで築くこととなり、九州人の「県民食」「ソウルフード」とまで呼ばれることとなりました。


実家から県外の大学に進学した子供へ、親が仕送り荷物の中に必ずうまかっちゃんを入れる、というのは有名な「九州あるある」です。
また、九州出身者が故郷から大量の「うまかっちゃん」を持ち帰る行為は、SNS上では「うまかっちゃん密輸」とよばれています。

※現在は全国でも一部購入することが可能ですが、ディスカウントストア等の非公式な流通ネットワークによるもので、公式販売エリアは現在も西日本に限定されています。

なぜ登山・キャンプに「うまかっちゃん」が最高なのか

袋麺はどれも軽くて調理が簡単ですが、その中でも「うまかっちゃん」がアウトドアで選ばれるのには、明確な理由があります。

  1. 疲れた体に染み渡る、唯一無二のとんこつ濃厚スープ: 汗でミネラルを失った体に、うまかっちゃんの濃厚なとんこつスープの塩気と旨味は格別です。他の醤油や味噌ラーメンにはない、まろやかでコク深い味わいが、疲労感を優しく癒し、体の芯から温めてくれます。
  2. 完成度の高い「ごちそう」レベルの味わい: シンプルな袋麺でありながら、そのスープの完成度は非常に高く、まるで専門店の一杯のような満足感を得られます。簡素になりがちな山ごはんにあって、この一杯が心と体をとことん満たしてくれる「ごちそう」になるのです。
  3. アレンジで化ける無限の可能性: クセのないストレートなとんこつ味は、まさにアレンジの優等生。どんな具材とも喧嘩せず、その旨味を引き立てます。少ない材料で自分だけの一杯を作り上げる「山ごはんクリエイティビティ」を刺激してくれます。
  4. 「九州いうたらうまかっちゃん♪」だから
ハウス食品 うまかっちゃんCM[2023年]

【アウトドア用超簡単アレンジ】ウィンナー投入でごちそうラーメンに!

うまかっちゃん ウィンナー
うまかっちゃん+ウィンナー=ごちそう

そのまま食べても最高に美味しい「うまかっちゃん」ですが、ぜひ試してほしいのが「ウィンナー」のトッピングです。

作り方は超簡単。
麺を茹でるタイミングで、ウィンナーをそのまま一緒に鍋に入れるだけ。ウィンナーのジューシーな肉汁と燻製の香りがとんこつスープに溶け出し、豚骨の旨味と合わさって「追い豚骨」のような相乗効果を生み出します。タンパク質も手軽に摂れ、一杯で大満足のごちそうラーメンに早変わり。
騙されたと思って、ぜひ一度試してみてください。もうウィンナー無しでは物足りなくなってしまうかもしれません。

他にも、乾燥ネギやフリーズドライのコーン、そして最後に溶き卵を回し入れるのもおすすめです。

山やキャンプでうまかっちゃんを食べるために必要な道具

うまかっちゃんを食べるために必要な道具
うまかっちゃんを食べるために必要な道具

「よし、次の登山でうまかっちゃんを食べよう!」と思ったあなたへ。
最低限これだけあれば、熱々のうまかっちゃんが食べられます。

  • シングルバーナー: 強風時でも安定した火力を得られるよう、風防があるとさらに安心です。
  • クッカー(小鍋): 800ml〜1L程度の容量がおすすめ。蓋つきを選ぶと沸騰が早まります。
  • ガス缶(OD缶/CB缶): 事前に残量を確認し、予備も考慮しましょう。
  • ライターや着火具: 濡れても使える防水タイプや、電子式のライターが便利です。
  • 水: ラーメン用の500ml+飲む分。
  • 箸やカトラリー
  • ゴミ袋: 最重要! 麺の袋やスープの残りなど、ゴミはすべて持ち帰りましょう。ジップロック式の袋ならスープが漏れず安心です。自然への感謝を忘れずに。

まとめ:最高の景色と共に、九州の魂を味わう

軽量で、手軽で、美味しくて、心も体も満たされる。
九州で圧倒的に愛され、その食文化の一部となった「うまかっちゃん」。
その一杯には、ただのインスタントラーメンには収まらない、人々の想いとハウス食品の暴力的な九州愛が詰まっています。

その土地の魂とも言える味を、最高のロケーションである大自然の中で味わう。これ以上の贅沢があるでしょうか。

次の登山やキャンプでは、ぜひザックに「うまかっちゃん」と「ウィンナー」を忍ばせてみてください。山頂の絶景の中で、湯気の向こうに最高の笑顔が待っていることを約束します。

この記事のポイント

うまかっちゃんは九州で圧倒的に支持されるソウルフード
濃厚スープと細麺がアウトドアでの食事に最適
ウィンナーちょい足しで「ごちそう」に大変身!
次の登山やキャンプでは、ぜひザックに「うまかっちゃん」と「ウィンナー」を

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