こんにちは、総務パパです。
本日は2025年12月3日。師走に入り、どの業務種も忙しい時期かと思います。本当にお疲れ様です。
さて、毎年12月は、1年の中で最も多く流れ星が流れる三大流星群の1つ、「ふたご座流星群」が発生します。
アウトドア好きとしては見逃せないイベントですね。 三大流星群の一つとして安定した出現数(ZHR)を誇るこの天体ショーです。しかも今年は月明かりもないので暗い流れ星まで見えやすい、最高の観測条件!
ところが、最も多く流れ星が流れる「極大日」は、なんと日曜日の夜!
素直に極大日に観測してしまうと、翌日月曜日の仕事に差し支えてしまいます。
そこで今回は、元天文台職員として、「実は極大日でなくても(土曜日の夜でも)、ふたご座流星群を十分楽しめる♪」という、「極大日の前日観察」のオススメ記事です。
特に土日キャンプで観測すると、最強のスケジューリングですよ。
1. 元天文台職員の現状分析:2025年のスペックと課題
まずは公的データを基に、今年のふたご座流星群のスペックをご紹介します。
2025年 ふたご座流星群 基本データ
- 極大日時(ピーク): 12月14日(日)17時頃
- 月齢: 23〜24(下弦を過ぎた月)
参考:国立天文台「ふたご座流星群が極大(2025年12月)」
課題 「日曜日の夜しか見れないの?」
ここで注目すべきは、極大が「日曜日の夕方」であるという点です。
一般的に流星群は「極大時刻前後の夜」が最も多く見られます。つまり、教科書通りにピークを狙うなら「14日(日)の夜」となります。
しかし、実は流星群は、「極大日の前後1週間は流れ星がたくさん流れる」ということをご存知でしょうか。
つい、極大日だけがたくさん流れ星が流れると思ってしまいますが、あまり神経質にこだわる必要はないんです。
特にふたご座流星群は活動期間が比較的広く、ピーク前夜でも十分に活発です。
つまり、「次の日の仕事に差し支えるくらいなら、前の日に見ちゃいなよ。そんなに変わらないから」という話です。
流星群は月明かりがないほどよく見えるのですが、極大日でも前日でも、月明かり(月の大きさ)はほとんど変わりません。
しかも前の日は土曜日。逆に観測しやすいですよね。
2. 運営方針の決定:あえて「13日(土)」のキャンプを狙う理由
上記のに基づき、当ブログでは「12月13日(土)の観測」を強く推奨します。
もちろん、明かりの少ないキャンプ場なら、なおオススメです。
「13日(土)観測」vs「14日(日)観測」比較表
| 項目 | 13日(土)夜~14日未明 | 14日(日)夜~15日未明 | 総務的判定 |
| 流星の出現数 | 増加傾向(◎) | 極大直後(☆) | 14日に軍配だが、街明かりのないキャンプ場なら13日でも圧勝 |
| 翌日の予定 | 日曜日(休日) | 月曜日(仕事) | 圧倒的に13日が有利 |
| 精神的余裕 | 余裕あり(夜更かし可) | 焦りあり(早く寝なきゃ) | 13日が安全 |
| 月の影響 | 23時〜0時頃に月出 | 0時〜1時頃に月出 | どちらも深夜は月あり |
結論: 有給休暇を申請せずに、「安全」かつ「確実」に成果を上げるには、13日(土)がベストソリューションです。
街灯のないキャンプ場であれば、極大日の市街地よりも多くの流星を観測できる可能性が非常に高いです。
3. タイムテーブル
では、13日の夜、焚き火をしながら具体的に何時に空を見上げるべきか。
「月が出るまで」かつ「放射点がある程度高くなる」時間帯をゴールデンタイム(コアタイム)として設定します。
(※補足:放射点とは、流星群が飛び出してくる中心点のことです。ここから放射状に星が流れます。放射点が低い位置にあると、半分近くの流星が地面の下に隠れてしまい、見逃しが発生します。放射点が高くなればなるほど、空全体に流れる星を効率よく観測できます。)
2025年12月13日(土) 観測スケジュール表
| 時間帯 | ステータス | 推奨度 | 解説 |
| 19:00~21:00 | 夕食・焚き火 | △ | 放射点(ふたご座)がまだ低い時間帯。流星数は少なめですが、大気圏を長くこするような「アースグレイザー(経路長大流星)」が見られるチャンスです。 |
| 21:00~23:30 | コアタイム | ◎ | 放射点が高くなり、かつ月が出ていない最高の時間帯。焚き火の炎を小さくして、ここで集中して観測します。 |
| 23:30~25:00 | 就寝準備 | 〇 | 東の空から月が昇ってくる時間。月を背にして反対側(西の空)を見ればまだ観測可能ですが、冷え込みもピークへ。 |
| 25:00~ | 業務終了 | × | 寒さが限界突破。翌日の撤収作業に備えてシュラフに潜り込みましょう。 |
21:00~23:30の間に、「1時間あたり10個以上」の流星を確認可能(気象条件によります)
4. 安全衛生管理:「三種の神器」
12月中旬のキャンプ場、夜間の気温は確実に低いです。
流星群観測では「コットに寝転がるのがベスト」とよく言われますが、わざわざ買うのも・・・。
そこで、まずは「3つの防衛ライン」を構築してください。
防衛ライン1:多層防御(レイヤリング)
一枚の分厚いダウンを着るだけでは不十分です。空気の層を重ねる「レイヤリング」が重要です。
- ベースレイヤー: 肌着(吸湿発熱素材など)
- ミドルレイヤー: フリースやインナーダウン(空気の層を作る)
- アウター: 風を防ぐウィンドブレーカーやダウンジャケット
簡単に言えば、「厚着をしよう」です。
これで「体温を逃さない」強固なセキュリティ体制を作ります。
防衛ライン2:局所的熱供給(貼るカイロ)
自らの発熱だけに頼るのはリスクが高いです。化学の力(カイロ)で外部から熱を供給します。
重要なのは「貼る場所(ピンポイント配置)」による効率化です。
- 首の根元(風門): ここを温めると全身に暖かい血液が回ります。
- 腰(仙骨): 下半身の冷えを防ぎます。
これを貼るだけで、体感温度と活動限界時間は劇的に変わります。
防衛ライン3:焚き火

そして何より大事なのが、物理的な熱源です。
焚き火の暖かさは、寒空の下では命綱。
焚き火の明るさが流星群観測の邪魔になる可能性はありますが、「焚き火しながら流れ星を見た」という思い出にはプラスです。
5. まとめ:家族へのプレゼン方法
2025年のふたご座流星群は、「13日(土)のキャンプ場、21時~23時」がベストです。
ご家族をキャンプに誘う際は、単に「寒いけど行こう」ではなく、以下のように提案(プレゼン)してみてください。
「今週の土曜、三大流星群の1つ、「ふたご座流星群」を見に行かない? 今年は月明かりがなくて見頃なんだ。一年で一番流れ星が見やすい条件なんだよ。ホットココアを飲みながら星を見るのが最高だよ。」
家族もきっと乗ってくれるはずです。 それでは皆様、良い観測と良いキャンプを。総務パパでした。
免責事項:
※天候により観測できない場合があります。気象庁の予報も合わせてご確認ください。
※防寒対策は個人の体質に合わせて十分に行ってください。
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