2026年 は 星空キャンプ の 当たり年 ! 元天文台職員 の ペルセウス座流星群 & 皆既月食 完全攻略 ガイド

子連れキャンプ

こんにちは、総務パパです。昔、天文台で働いていた星好きキャンパーでもあります。

キャンプ場で焚き火を囲みながら、ふと夜空を見上げたとき。「うわっ、すごい星!」と感動した経験、ありますよね。
実は、2026年は「星空観測の当たり年」なんです。

特に、夏と冬の「三大流星群」のうちの2つが、月明かりの影響をほとんど受けない「絶好の条件」でやってきます。これを逃す手はありません。

今回は、2026年の星空イベントの中から、「キャンプやアウトドアで絶対に見るべきS級イベント」を厳選し、時系列でご紹介します。
いつキャンプ場を予約すれば「勝ち」なのか。この記事を読めば、2026年の遊びの計画がバッチリ決まりますよ。

そもそも「流星群」ってなに? 初心者にこそおすすめな理由

流星群とは「普段より格段に多くの流れ星(流星)が発生する現象」のこと。
有名な8月の「ペルセウス流星群」では、好条件の場合は1時間で数十個の流れ星が発生します。
望遠鏡も不要なので、専門的知識なしで楽しめる星空イベントとして広く親しまれています。
毎年決まった時期に発生し、「極大」と呼ばれる、最も流れ星が多く発生する日時が存在し、この前後でたくさんの流れ星が発生します。

流星群観測の「3つの魅力」

私がキャンパーの皆さんに流星群をおすすめする理由は、単に綺麗だからだけではありません。

  1. 完全無料、手ぶらでOK望遠鏡も双眼鏡もいりません。むしろ、道具を使わず「肉眼」で見るのが正解です。
    必要なのは、リラックスできる椅子と防寒着だけ。これほどコスパの良い遊びはありません。
  2. 「共有」できる感動一人の世界に浸る天体望遠鏡とは違い、流星群は「あ、流れた!」「ほんとだ!」と、家族や仲間と同じ空を見上げて盛り上がれるのが最大の魅力です。焚き火を囲んだ後の静かな時間、大きな流れ星が流れたときの一体感は、何物にも代えがたい思い出になります。
  3. 「待つ時間」の贅沢タイパ重視の現代社会では、「待つ」こと自体を悪に感じてしまいがち。でも星空の下では違います。温かい飲み物を片手に、星が流れるのを静かに待つ。そのゆったりとした時間自体が、最高の癒やしです。

さあ、流星群のハードルが下がったところで、いよいよ「2026年がどれほど恵まれた年なのか」を解説しましょう。

2026年は「星空キャンプ」の黄金年!当たり年と言われる理由

2026年は「過去数年で最高の星空イヤー」です。
なぜなら、三大流星群のうち2つ(ペルセウス座、ふたご座)が、月明かりに邪魔されない「最高条件」で観測できるからです。

「月明かり」という最大のリスクがない

月明かりの比較
月明かりの比較

流星群では、明るい流れ星も暗い流れ星も発生します。暗い流れ星は、周りが明るいと見ることができません。
その一番の大敵は満月。月があかるすぎると暗い流れ星は見ることができないんです。

天文台で働く前、流星群を観測するため意気揚々と出かけたものの、満月のためほとんど見ることができなかったことがありました。
月はきれいで神秘的な存在ですが、流星群観測にとっては邪魔な存在なんです。

しかし、2026年の8月(ペルセウス座流星群)は「新月」。流星群観測にとっては最高の条件です。

2026年 星空イベント比較表

アウトドアで楽しめそうな星空イベントをまとめました

時期イベント名おすすめ度月明かりの影響備考
1月しぶんぎ座流星群★☆☆☆☆多(悪)三大流星群の1つ。残念ながら月が明るいため、いまいち。
3月皆既月食★★★★★皆既日本全国で見られる! 火曜の夜はお酒が進む最高の天体ショー。
4月こと座流星群★★★☆☆少(良)木曜がピーク。出現数は少なめなので、春の夜風を楽しむ程度に。
5月みずがめ座η流星群★★★☆☆少(良)GW最終日(振替休日)に見られる。数は少なめ。
8月ペルセウス座流星群★★★★★なし(最高)三大流星群の1つ。今年のベストバイならぬベストスカイ。 お盆休み(木曜)かつ新月。
10月オリオン座流星群★★★☆☆有(並)木曜がピーク。月明かりの影響が少しあるため、見えたらラッキー。
11月しし座流星群★★★☆☆少(良)水曜がピーク。深夜から明け方が好条件。秋キャンプのついでに。
12月ふたご座流星群★★★★★少(良)三大流星群の1つ。冬キャンプの醍醐味。月曜夜なので有給休暇推奨。

この表にある「★5つ」の日程だけは、今すぐスマホのカレンダーに入れておいてください。

2026年前半【1月〜6月】 星空観測スケジュール

前半のハイライトは、なんといっても3月の「皆既月食」です。

1月4日(日):しぶんぎ座流星群(条件:悪)

  • 極大時刻:1月4日(日)朝6時頃
  • 見頃:1月4日(日)の夜明け前(4時〜5時頃)
  • 予想出現数:1時間あたり約30個(データ出典:国立天文台「2026年に見られる主な天文現象」ほか)

「しぶんぎ座流星群」は、「三大流星群」の1つですが、夜は月明かりが邪魔をし、ピーク付近では夜が明けてしまうため、今年の観測条件は「悪」です。

3月3日(火):皆既月食(条件:最高)

夜空に浮かぶ、神秘的な赤黒い色(赤銅色)の皆既月食
夜空に浮かぶ、神秘的な赤黒い色(赤銅色)の皆既月食
  • 食の最大:3月3日(火)20時33分頃(データ出典:国立天文台「令和8(2026)年 暦要項」)

なんと、日本全国で「皆既月食」が見られます(珍しいです)

皆既月食とは、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の影にすっぽりと隠れる現象です。影に入るといっても真っ暗になるわけではなく、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる幻想的な赤黒い色に輝くのが特徴です。

  • 開始:18時50分頃(欠け始め)
  • 皆既:20時04分〜21時03分(赤黒い月!)
  • 終了:22時18分頃

時間が最高です。19時〜21時といえば、キャンプではちょうど夕食後のまったりタイム。 わざわざ深夜に起きる必要も、寒い中じっと待つ必要もありません。焚き火にあたり、ホットワインでも飲みながら、赤く染まる月を眺める。
平日ど真ん中ですが、この時間帯なら仕事終わりでも楽しめますね。

4月・5月:こと座・みずがめ座η流星群

  • 4月23日(木):こと座流星群(条件:良)
    • 予想出現数:1時間あたり約10個
  • 5月6日(水・振替休日):みずがめ座η(エータ)流星群(条件:良)
    • 予想出現数:1時間あたり約10〜20個(データ出典:スタディスタイル自然学習館「2026年の流星群一覧」ほか)

GW最終日の振替休日(水曜)に見られるみずがめ座η流星群など、春のイベントです。どちらも月明かりの影響は少なめ。

ただ、出現数は少なめなので、「見えたらラッキー」くらいの気持ちで、春の夜風を楽しむのが正解です。

2026年後半【7月〜12月】 星空観測スケジュール

後半戦、特に8月は2026年のメインイベントが待っています。

8月13日(木):ペルセウス座流星群(条件:最強)

見ごたえのある流星群
見ごたえのある流星群
  • 極大時刻:8月13日(木)昼間 
  • 見頃8月12日(水)の夜 〜 13日(木)の明け方
  • 予想出現数:1時間あたり約50〜60個(空が暗ければそれ以上!)(データ出典:国立天文台「ほしぞら情報2026」、流星電波観測国際プロジェクト等)

ここが2026年の山場です。

三大流星群の一つ「ペルセウス座流星群」。2026年の8月13日はなんと「新月」。

月が一晩中出ないため、小さな流れ星までハッキリ見えます。

なぜおすすめなのか?

  1. 寒くない
    Tシャツに薄手のパーカーでOK。寝袋に入って空を見上げるだけでいい。
  2. 数が多い
    条件が最高なので、街明かりのないキャンプ場なら、まるで雨のように降る流星が見られる可能性があります。
  3. 夏休み(お盆)
    お子さんの自由研究にも最適。

お盆休みの時期と重なります。12日(水)の夜から13日(木)の明け方がピークなので、ここに合わせて夏期休暇を調整するのがベストです。人気のキャンプ場は争奪戦必至ですが、「空が見えるサイト」を確保する価値は十分にあります。

10月・11月:オリオン座・しし座流星群

  • 10月22日(木):オリオン座流星群(条件:並)
    • 予想出現数:1時間あたり約20個
  • 11月18日(水):しし座流星群(条件:良)
    • 予想出現数:1時間あたり約15個(データ出典:スタディスタイル自然学習館「2026年の流星群一覧」)

秋のキャンプシーズン。11月のしし座流星群は、月が夜半前に沈むため、深夜から明け方にかけて条件が良くなります。

平日ど真ん中(水曜)ですが、秋の夜長、焚き火が消えた後の静寂を楽しむにはもってこいです。

12月14日(月):ふたご座流星群(条件:優)

  • 極大時刻:12月14日(月)23時頃
  • 見頃12月14日(月)の夜 〜 15日(火)の明け方
  • 予想出現数:1時間あたり約60〜80個(データ出典:国立天文台、スタディスタイル自然学習館「ふたご座流星群観測ガイド2026」)

2026年の締めくくりは、ふたご座流星群。

こちらも月齢6(細い月)で、夜の早い時間に月が沈むため、一晩中ほぼ観測に影響しません。

ピークが月曜日の夜23時頃という、社会人泣かせの日程です。 しかし、ふたご座流星群の特徴はとにかく「明るくて多い」こと。8月のペルセウス座と同じ「三大流星群」の1つです。 思い切って翌日15日(火)に午前休か有給を取って、冬キャンプで星空を見上げる価値は十分にあります。

「星空キャンプ」のリスク管理術

星空観測は天候に大きく左右されます。雨はもちろん、曇でも観測はできません。
星空観測だけを目的にしてしまうと、失敗したときのダメージが大きいです。

1. 目的を分散させる

トライポッド+ダッチオーブンで肉を焼く
トライポッド+ダッチオーブンで肉を焼く

「星も見たいけど、メインは新しいテントの設営テスト」「星がダメなら、早起きして雲海を狙う」「まずは映える肉を焼く」

このように、「星が見えなくても成立する楽しみ」を用意しておきましょう。

2. 場所(サイト)の選定

林間サイトは雰囲気最高ですが、空が木々で遮られてしまいます。

星空を狙うなら、視界の開けた「草原サイト」や「フリーサイト」を選びましょう。

予約時に「空が広く見えるサイトをお願いできますか?」と一言添えるだけでも、結果は変わります。

3. 道具の準備

あると便利なのは、「リクライニングチェア(またはコット)」。

ずっと上を向いていると首が痛くなります。寝転がれる環境を作ることが、長時間観測(=流星に出会う確率を上げる)の秘訣です。

まとめ

2026年は、キャンパーにとって恵まれた星空イヤーです。

  • 春の「皆既月食」(3/3 火曜)
  • 夏の「ペルセウス座流星群」(8/12 水曜夜)

最低限、この2つだけでも覚えておいてください。 特に8月のペルセウス座流星群は、新月という最高条件です。

高価なギアを買うのもいいですが、自然が無料で見せてくれるこの絶景こそ、最高のアウトドア体験ではないでしょうか。

ぜひ早めにキャンプ場の予約をして、素晴らしい夜空を楽しんでくださいね。

それでは、よいキャンプを!

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